受注処理を効率化し、
作業時間を短縮するために行うべきこと3選

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受注処理の業務効率化、作業時間短縮を実現

目次

  1. 導入
  2. 受注処理の作業
  3. 作業時間を短縮するには
    • 施策をシンプルにする
    • 上位側のカートやモールで対応する
    • 受注管理システムを導入する
  4. まとめ

ECサイトを運用する上で、受注処理業務は切っても切り離せない存在です。注文数が増えれば 増えるほど、受注処理業務の工数は増加します。EC運営の担当者の重要業務である販路拡大や商品開発の為の時間が、受注処理に奪われておりませんか。

本コラムでは、受注処理の業務効率化、作業時間を短縮するために知っておきたい考え方をご紹介します。

受注処理の流れ

まずは受注処理業務の流れを確認しましょう。

  1. 注文が入る
  2. 注文情報をエクセルシートなどにデータを集約する
  3. お客様情報の確認(送付先住所など)
  4. 備考欄の確認
  5. 注文確認メールを送信する
  6. キャンセル確認
  7. 注文内容をもとに出荷指示書を作成する
     同梱物やギフトの付与などを行う
  8. 出荷指示書を倉庫に送る

受注処理が非効率な場合に発生するリスク

受注処理の効率化におけるリスク

時間とコストの増加

非効率的な受注処理は、時間とリソースを余分に消費します。これには、スタッフが手動で注文を処理したり、注文情報を追跡したりする時間が含まれます。これは労力とコストを増加させ、他の重要なビジネス活動に影響を及ぼす可能性があります。

顧客満足度の低下

受注処理が遅れると、顧客が製品を待つ時間が長くなり、顧客満足度が低下する可能性があります。また、間違った注文が届くなどの問題が生じると、顧客の信頼を失い、リピートビジネスや口コミによる新規ビジネスを損なう可能性があります。

手入力による誤入力の増加

受注処理を手動で行っている場合、誤入力や誤解釈などの人間のエラーが発生する可能性があります。これは間違った商品の送付、誤った料金請求、または顧客情報の損失などの問題を引き起こす可能性があります。したがって、効率的な受注処理システムは、コスト削減、顧客満足度の向上、エラーの削減、ビジネスのスケーラビリティの向上に貢献します。

受注処理を効率化するための考え方3選

受注処理の作業を短縮する考え方を3つご紹介します。

受注処理を効率化している画像

①施策をシンプルにする

同梱物の付与やセット品の販売などの施策を利用し他社との差別化を図る店舗も多いと思います。しかし、施策を打つほどに受注処理が複雑化しやすく、注文内容を確認するのに、多くの時間を要します。
施策をシンプルにして、受注処理を単純化することで作業の効率化を図ることができます。

②上位側のカートやモールで対応する

受注処理業務で多くの時間を割く「住所不備の確認」や「同梱物の付与」などの作業を自動化出来るモール・カートもございます。受注処理の簡略化のためにお使いのカート・モールを見直し、変更することで作業を効率化することができます。

③受注管理システムを導入する

受注管理システム(OMS)を導入することで、受注処理を大幅に効率化することが可能です。複数のカート・モールで入った注文をOMSに集約して、注文データを一括で管理することができます。
また、住所不備のある注文や、備考欄に記載のある注文だけを自動でピックアップしたり、同梱物の付与を自動化することができます。

まとめ

受注処理の業務を効率化することにおいて、「施策をシンプルにする」のは最も簡単な方法ですが、施策を用いた他社との差別化が難しくなります。また、モール・カートの選択は受注処理の観点のみで選択するのは厳しいでしょう。
システムを導入することで料金は発生しますが、大幅に受注処理業務を楽にして、且つ、複雑な 施策に対応できます。「様々な施策を導入したい」「複数のカート・モールを利用したい」とお考えの場合は、受注管理システムの導入を検討することをお勧めします。